日本人間ドック学会では

147/94mmHgという血圧の数値について、

あくまで単年（2011年）の結果に過ぎず、

これが新たな基準に決まった訳ではなく、

正常な範囲とされる数値の見直しを

更に進め、リスクのある人、ない人を

分けた基準を今後明らかにしていく旨、

発表しています。

因みに現行、正常とされる血圧の数値

140/90 mmHg（家庭で測定の場合は

135/85mmHg）は2000年に

引き下げられたもので、それまでは

160/95 mmHg未満は正常とされていた

ようですから、今後も基準となる数値が

変更される可能性は否定出来ません。

また性別や体格、年齢などの条件は

血圧に影響を及ぼし、通常、

年齢と共に血圧は高くなりますから、

高齢になると多くの方が高血圧と

診断されます。

ただ実際、血圧が高いと言われながら、

自覚症状もなく長生きされる方も

いらっしゃるので、いわゆる

「血圧が高い」ことイコール問題がある

という単純な話でもないようです。