夏本番に向けて益々気温が

上がってくる時期になりました。

各地で「梅雨入り」の声も聞かれ

るようになり、暑さ対策もしっかりと

行っていきたいものです。

一般的に「熱中症」と聞いて思い

浮かぶのは炎天下の中、

屋外での活動やスポーツなどを

続けた際にめまいがしたり、

気分が悪くなったりという状態を

想像するかと思いますが、

今年1月に国立環境研究所が

発表した2014年度の報告書に

よると、熱中症の発生場所で

一番多いのは住宅内で、

その割合は33.3％、つまり1/3は

家の中ということになっています。

また都内の熱中症死亡者数は

屋内34人に対して屋外4人という

別のデータもあり、沖縄などの

一部例外を除いて、圧倒的に

屋内での発症が多いことが

わかります。

最近は夜になっても外気温が

下がらないことも多く、

また住宅自体の気密性も高い

ものが増えていることで、夜に

なっても室温が下がりにくいこと、

更に節電意識の高まりで冷房を

切ったり、控えめに設定することが

増えていることなどが原因と

考えられています。